不動産売却前は遺品整理をしよう!遺品整理をおこなう人物も解説!

不動産売却前は遺品整理をしよう!遺品整理をおこなう人物も解説!

相続した実家を活用したり住んだりするつもりがなければ、売却して現金に換えてしまうのがおすすめです。
利用しない実家を売却するときは、事前に実家の遺品整理をおこなわなければいけません。
今回は、不動産売却前に遺品整理をおこなうべき理由や誰がおこなうべきか、整理方法を解説いたします。

相続した家の不動産売却前に遺品整理しておくべき理由

遺品整理をするべき理由は、相続財産の調査を兼ねているためです。
遺産の承認・放棄を決める期限は90日となっているため、故人がどのような財産を持っていたのかを把握しなければいけません。
もし、故人が借金を隠し持っていた場合は、早めに放棄をしなければその借金を相続する羽目になります。
たとえば実家に住んでいた親が亡くなったとして、相続人のうちだれも実家に住まない場合は、その実家を売ります。
不動産売却には残置物の撤去が必要であるため、被相続人の遺品は片付けなくてはいけません。
購入者からしてみれば、亡くなった方が使ったままの状態より、きれいな状態のほうが良い印象を持ちます。
不動産売却でお金に換えられれば遺産分割協議がスムーズになるため、実家を相続したらまず遺品整理をするべきです。

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不動産売却の前に遺品整理をするべきなのは誰?

遺品整理は相続人によっておこなわれます。故人が残した財産をすべて相続する役割を担うためです。
相続人は、故人が所有していた財産をすべて受け継ぐため、整理を含めた手続きが必要となります。
ただし、遺言がある場合には、指定された方が遺品整理の責任を負うことになります。指定された内容を十分に確認することが重要です。
相続放棄をする場合は、遺品整理をしてはいけません。整理をおこなうと、みなし承認と見なされ相続放棄ができなくなる可能性があります。
遺品整理をするとみなし承認とされ、相続放棄が無効となり、故人の借金など負債も引き継ぐことになるため注意が必要です。
借金などマイナスの遺産がある場合、遺産を放棄すれば借金も引き継がなくて済みますが、手続きには慎重さが求められます。
しかし、相続放棄をするとプラスの遺産も受け取ることはできなくなるため、メリットとデメリットを事前に十分考慮する必要があります。
ちなみに、故人の写真など価値がないとされる遺品については、相続放棄をしても持ち帰ることが可能です。そのため、状況に応じて適切な判断をしましょう。

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不動産売却をする前の遺品整理をおこなう方法

遺品の整理方法は複数ありますが、相続人のうち誰も時間に余裕がないのであれば、専門業者に依頼するべきです。
遺品のなかには、テレビやテーブルのように重いものもあるため、体力がないとできません。
遺品整理を専門に請け負っている業者は、相続人の気持ちに寄り添った対応ができるため、安心して依頼しましょう。
不動産売却をおこなうなら、不動産会社に相談してみましょう。
多くの不動産会社は、遺品の片付けや不用品回収の手配もおこなってくれます。
住宅を解体するのであれば、解体とともに処分してしまいましょう。
処分は解体業者にお願いしますが、対応範囲が業者で異なるため、しっかり業者選定をしてください。

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相続した家の不動産売却前に遺品整理しておくべき理由

まとめ

相続した家の不動産を売却する前に遺品整理をすることは、財産の確認や必要な手続きを進めるために重要なステップです。
遺品整理をすることで、相続放棄や財産分割の計画をスムーズに進め、売却後のトラブルを回避することにもつながります。
専門業者や不動産会社のサポートを活用しながら、慎重に手続きを進めることが大切です。
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