水路に面した土地はデメリットが多い?売却する方法と注意点も解説

水路に面した土地はデメリットが多い?売却する方法と注意点も解説

不動産売却を検討している方のなかには、水路に面している土地を所有している方もいらっしゃるかと思います。
ただ、そのような土地は接道義務や災害時に負うリスクが大きいゆえに売れにくく、売却活動がスムーズに進まないのが現実です。
そこで今回は、水路に面した土地のデメリットや売却の方法、売却する際の注意点を解説します。

水路に面している土地にある3つのデメリット

水路に面している土地には、さまざまなデメリットがあります。
まず、建築不可の可能性がある点が挙げられます。
建築基準法の接道義務を満たしていない場合があり、当てはまると建築確認の際に許可が下りません。
また、水路に面している土地は比較的水分量が多くなるため、地盤が弱くなる点もデメリットとして挙げられます。
その場合、相場よりも価格を下げないと買い手がつきにくかったり、契約後に発覚すると責任を問われたりする可能性があるのです。
そのほかに、雨が降って水路の水が増え、溢れて建物が浸水する可能性があることもデメリットです。

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水路に面している土地を売却する2つの方法

水路に面した土地はデメリットが多く買い手がつきにくいですが、次の方法で売却できる可能性があります。
まず、居住用ではない土地としての売却です。
購入希望者のなかには、建築せずに活用することを希望している方もいます。
そのため、農家や駐車場オーナーに向けて売り出すと売却できる可能性が高くなるのです。
また、橋を架けてから売却するには、行政へ占用許可を取る必要があります。
このとき、買主へ占用許可が継承されるかどうかの確認も必要です。
占用許可が買主へ継承されないと、後々トラブルになる可能性があります。

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水路に面している土地を売却する際の3つの注意点

水路に面している土地を売る際には、いくつか注意点があります。
1つ目は、占用許可が引き継がれるかの確認です。
占用許可が買主へ継承しなければ、買主が自治体から警告や罰金を科される可能性があります。
2つ目は、制限がある場合には買主への告知義務がある点です。
先述したとおり、軟弱地盤の可能性や接道義務を満たしていない可能性があります。
このような欠陥を買主へ知らせずに売ると、後々トラブルに発展する原因になります。
3つ目は、売却価格が下がりやすい点です。
比較的浸水しやすい点や地盤が弱い点から、購入希望者から値下げを要求されたり、相場価格では買い手がつかずに値下げせざるを得なかったりします。

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水路に面している土地を売却する際の3つの注意点

まとめ

水路に面している土地には、浸水のしやすさや軟弱地盤、建築できない可能性などのデメリットがあります。
しかし居住しない前提で売り出したり、橋を架けてから売り出したりすれば、買い手がつく可能性があるのです。
また売るときには、占用許可が引き継がれるかや告知義務などに注意しなければなりません。
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