空き家を売りたいときは現状のままそれとも更地？売却費用もご紹介

空き家を売りたいときは、現状のまま売却する方法と、解体してから売却する方法があります。
劣化する前に空き家を売りたいと考えても、どうすれば良いのかわからず悩んでいませんか。
今回は、空き家を現状のまま売る場合と更地にして売る場合に分けてご紹介するので、参考にしてみてください。

空き家を現状の状態で売りたい場合

空き家を現状のまま売却する場合、家の状態が良ければ中古住宅として、悪ければ古家付き土地として売ります。
現状のまま売るメリットは、解体費用がかからず出費を抑えられる点です。
これにより、手元により多くの資金が残り、低価格での販売が可能になります。
また、固定資産税の住宅用地の軽減措置が受けられるメリットもあります。
200平米までは1/6、200平米を超える部分は1/3に軽減されるでしょう。
建物の状態が良く、居住に問題がない場合は、中古住宅として売ることが推奨されます。
解体費用が抑えられるため、価格も抑えられ、購入者が見つけやすくなります。
また、建築基準法の関連法規により再建築が難しい場合は、現状のまま売却するほうが良いでしょう。

空き家を更地にして売りたい場合

更地にしてから売却する場合は、その流動性の高さに注目することが重要です。
空き家を解体して土地だけで売り出すことで、買主は新築住宅を建てたり、駐車場として活用したりすることができます。
場合によっては賃貸物件としても活用可能であり、多岐に渡る活用方法が存在します。
また、地中埋没物や土壌・地盤の調査が容易である点もメリットです。
これらの調査が完了すれば、買主は安心しやすく、契約につながる可能性が高まります。
古家が空き家になっている場合、定期的な維持管理が必要です。
遠方に住んでいるなどで維持管理が困難な場合は、解体してからの売却を検討することが推奨されます。
さらに、家の状態が著しく悪く、居住に適さない状態であれば、早めに解体することが望ましいです。

空き家を売りたい場合にかかる費用

両親が亡くなり、空き家となった実家を相続した場合、売却を検討する際には相続登記費用に注意が必要です。
相続登記には、書類取得に5,000円から2万円、さらに司法書士への報酬として5万円から8万円程度が必要です。
また、登録免許税として固定資産税評価額の0.4%の費用もかかるため、これらの費用を考慮する必要があります。
空き家を解体して売却する場合は、まず家財道具を処分しましょう。
一般的な相場は20万円から60万円程度ですが、家財をリサイクルショップに売却すれば査定価格が付くこともあります。
また、解体費用として約100万円程度かかることも覚えておく必要があります。
解体費用は、木造住宅の場合は比較的安くなりますが、鉄筋コンクリート造の場合は高額になる傾向があるため、注意が必要です。

まとめ

空き家を現状のまま売る場合は、解体費用と固定資産税が抑えられるメリットがあります。
更地にしてから売りたい場合は、買主にとって流動性が高いメリットがあるため、さまざまな方面に活用が可能です。
ただし、解体費用として100万円程度かかる点に、注意する必要があります。
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